day essay. 3
午前2時、車は国道を走る。暗闇のなかにある、やわらかなナトリウムランプの紡ぐアーチをつきぬけていく。分岐路に侵入する瞬間の。このままコンクリートにぶつかって、車の中で激しく分裂する物質みたいになるじぶんのことをおもう、結構エロい。激しくておおきな化学反応になりたい。それって花火かも。
機械的ですべらかなクリーニング剤のにおいをかぐと、屹立した硬くて若い男性器が頭をよぎるよう学習していることに気がついた。あるいはそれは簡素な粉洗剤だったり、ボディソープが含む安っぽいフレグランスだったり、おのおのの毛穴に宿る微妙にちがったクミン様の香りだったりした。
国道20号から、平筆で掻いたようながさがさの朝焼けをみる。ふしぎと見覚えがあるとおもったら、かつての友人がこの道沿いに住んでいたことを思いだす。朝になると車の走る音が聞こえてくる部屋だった。だらだらとセックスしていたらいつのまにかうすらと外が明るくなっていて、ああもう夏が近いねと静かに笑ったのだった。
僕はおちんぽのおいしい国に生まれた。今、オナニーできないなら絶対に見ないでください。3秒で咥えてしまいます。ベン図における「定義できない」でありたいと願う自分のこと。